こんにちは、登録セキスペ ばにゃです。
私は2020年に情報処理安全確保支援士の登録手続きを行い 登録セキスペ となりました。
この登録手続きですが、なにげに面倒でわかりにくいものとなっています。
そこで本記事では、これから情報処理安全確保支援士の登録手続きを行おうと考えている方のために、この面倒な登録手続き方法について解説します。
- 登録セキスペになるための登録手続き方法
まず登録セキスペになるための申請では、ざっくりこれくらいの量の書類↓を用意する必要があります。
ひぇ~これはマジで無理!面倒くさいよ~!
という人のために、これらの書類について 1つずつ解説していきますね。
安全確保支援士(登録セキスペ)とは
IT業界初の国家資格
IPAの主催する「情報処理安全確保支援士」試験に合格し、所定の申請手続きを行うことにより名乗ることができる国家資格です。詳細は以下IPA公式サイトを確認してみてください。
登録日と受付期限
登録セキスペの登録日は 年に2回 です。
直近では 2023年上期の 2023年4月1日 が登録日となっており、その登録に間に合わせるための 受付期限が 2023年2月15日 となっています。
期 | 登録日 | 受付期限 | 備考 |
---|---|---|---|
2023年上期 | 2023年4月1日 | 2023年2月15日 | 当日消印有効 |
2023年下期 | 2023年10月1日 | 2023年8月15日 | 当日消印有効 |
登録手続き
登録セキスペになるためには所定の登録手続きが必要です。
本記事ではこの所定の登録手続き方法を、私が実際に行った内容を元に解説します。ここ数年で手続きが簡略化されてきており、必要書類の削減等が行われています。ここ数年での主な変更点は以下となります。
- 登記されていないことの証明書や身分証明書の提出が不要となった
- 本籍地の役所や法務局まで出向いて書類を用意する必要がなくなった
- 提出書類に押印が不要となった
申請 / 登録手続き方法
登録手続きの際に提出する必要のある書類は以下の通りです。これらの書類の記入方法について順を追って解説します。
- 登録申請書(2枚)
- 現状調査票(2枚)
- 誓約書(1枚)
- 安全確保支援士試験の合格証書コピー又は原本(1枚)
- 住民票の写し(1枚)
- 登録事項等公開届出書(1枚)
- 登録申請チェックリスト(1枚)
- 返信用の封筒(1部)
※登録手数料の領収書を発行してもらう場合のみ必要
IPAの「申請書類一覧」サイトより各種書類をダウンロードしてくことになるため、まず以下のサイトを開いておきましょう。
登録申請書 と 現状調査票
- IPAのサイトより「登録申請書(現状調査票含む)」のPDFファイルをダウンロードします。
- Adobe Acrobat Reader を使用してPDFファイルを開きます。
※Edgeで開いてしまうとこの後の印刷ボタンが正常に動作しないことがあるため注意 - PDFファイル上で必要事項を記入後、PDFファイル内にある印刷ボタンをクリックして印刷を行います。
- 印刷したファイルに対して以下の作業を行います。
登録申請書 1 ページ目に判子を押す。(1箇所)※現在は不要- 登録申請書 2 ページ目の「収入印紙 貼付欄」に免許税9000円分の収入印紙を貼る。
- 登録申請書 2 ページ目の「金融機関等への支払を証明できる書類 貼付欄」に登録手数料 10,700円を振り込んだことを証明できる書類を貼る。
以下「収入印紙」や「金融機関等への支払を証明できる書類」に関しての補足です。
- 収入印紙(9000円分)は郵便局で購入可能。
※コンビニでは購入不可 - 費用が会社負担の場合は収入印紙の領収書を貰っておく。
- 金融機関等への支払を証明できる書類はインターネットバンキング画面の印刷でもOK。
※紙の通帳のコピーである必要はない
参考まで私が記入した「登録申請書」と「現状調査票」を載せておきます。
誓約書
- IPAのサイトより「誓約書」のPDF or WORDファイルをダウンロードします。
- ファイルを印刷後、以下の作業を行います。
誓約書に判子を押す。(1箇所)※現在は不要- 申請日、自宅住所、氏名、生年月日を記入する。
参考まで私が記入した「誓約書」を載せておきます。
安全確保支援士試験の合格証書コピー又は原本
- 安全確保支援士試験の合格証書コピー又は原本を用意します。
私は「合格証書のコピー」を送りました。
モノクロ/カラーどちらがよいかわからなかったため、カラーコピーしたものを送っています。
住民票の写し
- 住民票の写しを用意します。
戸籍謄本もしくは戸籍抄本でもよいですが、私は「住民票の写し」を送りました。住民票の写しについては以下の点に注意しましょう。
- 3ヶ月以内に発行されたものであること。
- マイナンバーが記載されていないこと。(記載されている場合は黒塗りすること)
登録事項等公開届出書
- IPAのサイトより「登録事項等公開届出書」のPDF or WORDファイルをダウンロードします。
- ファイルを印刷後、以下の作業を行います。
登録事項等公開届出書に判子を押す(1箇所)※現在は不要- 申請日、自宅住所、氏名、を記入する
- IPAの公式サイトにて公開する情報を記入(選択)する
「登録番号: 号」と書かれている部分がありますがここは記入不要です。
参考まで私が記入した「登録事項等公開届出書」を載せておきます。
登録申請チェックリスト
- IPAのサイトより「登録申請チェックリスト」のPDF or WORDファイルをダウンロードします。
- ファイルを印刷後、以下の作業を行います。
- チェックリスト項目を確認し問題なければチェックを入れる。
提出書類に問題がないかどうかを確認するためのチェックリストですが、このチェックリスト自体も送付する必要があるので送付するのを忘れないようにしましょう。
参考まで私が記入した「登録申請チェックリスト」を載せておきます。
返信用の封筒
登録手数料10,700円の領収書が必要な場合のみ、返信用の封筒を同封します。
この返信用の封筒には、自分の住所氏名の記入、84円切手も自分で貼って置く必要があります。
使用する封筒はA4を3つ折りしたものが入るサイズ(長形3号)で問題ありませんでした。
申請書類の送付方法(簡易書留)
簡易書留で送付
用意した書類は 簡易書留 で送る必要があります。
IPA公式サイトの「登録の手引き」に宛先ラベルがあるので、それを印刷して封筒に貼り付けるのが、書き損じも無く確実です。
簡易書留って使ったことないから正直送り方わからないんだよねぇ。
そんな人のために簡易書留の送り方についても解説します。
- 用意した全ての書類を1つの封筒に入れます
- 宛先ラベルを貼って封筒に封をします
※この時点で封筒に切手は貼らないこと - 郵便局で「簡易書留で出したいです」と言って受付の人に渡します
- その場で重さを計ってもらい料金が確定するので支払いをします
私の場合は重さが約65gだったので140円、プラス簡易書留の料金が320円、合計460円の費用がかかりました。
使用する封筒はA4サイズが入るもの(角型2号)で問題ありませんでした。
領収書の受領
「登録申請書」にて領収書発行のチェックを入れている場合、領収書が送られてきます。
私の場合、申請書類を送付後、約14日程で自宅に領収書が到着しました。
登録申請書類の受付通知
申請書類が無事にIPAにて受付されると、「登録申請書類の受付通知」メールが届きます。
私の場合、申請書類を送付後、約16日程で以下のようなメールが届きました。
件名:[IPAからのお知らせ]【情報処理安全確保支援士】登録申請書類の受付通知
————————————-
情報処理安全確保支援士 登録申請者 様
独立行政法人情報処理推進機構 国家資格・試験部 登録・講習グループです。
情報処理安全確保支援士の登録申請書一式を受付けましたので、ご連絡いたします。
(本メールは登録が完了した旨の通知ではございません)
…省略
登録証の到着
2020年10月、無事に登録証が届きました。
またIPAから以下のようなメールも届きます。
IPAからのお知らせ]【情報処理安全確保支援士】登録完了通知
————————————-
◎本メールは、2020年10月1日登録の情報処理安全確保支援士の皆様へ
お送りしています。
情報処理推進機構(IPA) 国家資格・試験部 登録・講習グループです。
2020年10月1日付で、貴殿を情報処理安全確保支援士として
登録しましたので、通知いたします。
以下、情報処理安全確保支援士に関するご案内です。
…省略
これで晴れて私も 登録セキスペ を名乗ることができるようになりました。
参考情報
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
- 国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」とは
https://www.ipa.go.jp/siensi/formlist.html - 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)になるには
https://www.ipa.go.jp/siensi/toberiss/index.html - 制度について
https://www.ipa.go.jp/siensi/whatsriss/index.html - 申請書類一覧
https://www.ipa.go.jp/siensi/formlist.html
コメント
コメント一覧 (4件)
始めまして。
参考にさせていただいております。
捺印の指示について記入例などから特に読み取れなかったのですがどこかに記載ありましたでしょうか?
コメントありがとうございます。
確認したみたところ、現時点の申請書類では 判子は不要となっていました。
私が申請した当時は「登録申請書」「誓約書」「登録事項等公開届出書」の
指名記入欄の横に 印 と記載されており、捺印が必要な形式でした。
現在は「登録の手引」からもその記載は無くなっているため、不要です。
のちほど記事内の記載も修正しておきます。
返信コメントありがとうございます。
そうでしたか、過去は必要(印と書いてあった)とのことですね。
もう少し前は「登録されていないことの証明書」が必要だった時期があり面倒だなと思って登録を踏みとどまっておりましたが会社の方針で今回申請することにしました。
今後申請するかたにも参考になるページだと思いますので、これからも何かございましたらよろしくお願いします。
こちらこそありがとうございます。
コメント頂いたおかげで間違いに気づくことができました。
私も「登録されていないことの証明書」が面倒でやっていなかったのですが
これがなくなったので登録に踏み切ってみました。
これからもよろしくお願いします。