Citrix ライセンスを強制的に解放/削除する方法

当ページのリンクには広告が含まれています。

こんにちは、Citrix製品のシステムエンジニア歴10年 ばにゃです。

本記事では、Citrix XenApp XenDesktop 環境のライセンスを強制的に解放/削除する方法 について解説します。

この手順を利用すれば、Citrix ライセンスを強制リセットする(使用済みライセンスを 0 の状態に戻す)ことが可能です。これは例えば以下のようなシチュエーションで役に立つ方法です。

環境構築時の接続テスト等で一時的に使用したCitrixライセンスを、本番運用前に全て開放して綺麗な状態にしてお客様に引き渡したい。

標準で用意されている udadmin コマンドでもライセンスの開放は可能ですが、こちらはライセンスを1つ1つ指定してリリースしていく必要があるため、複数のライセンスを一括で開放することができません。

目次

前提となる環境

本記事では、以下のような環境を例として記載します。この環境で私自身が実機動作確認済みの手順となります。

環境
  • Citrix XenApp XenDeskop 7.x
  • Citrix Virtual Apps and Desktops 7 xxxx

ライセンスの強制解放/削除手順

キャッシュファイル削除による強制リセット

Citrix から公開されている情報ではないため自己責任で実施してください。

Citrix ライセンスサーバーで以下の手順を実施します。

  1. Citrix ライセンスサーバーに管理者権限のユーザーでサインインします。
  2. Citrix License サービスを停止します。
  3. C:\Program Files(x86)\Citrix\Licensing\LS\resource\cache フォルダへ移動します。
  4. フォルダ配下にある XDT_<エディション名>_UD.x.bin といった名称のファイルを全て削除します。
    ※削除対象ファイルの例
     XDT_ENT_UD.0.bin
     XDT_ENT_UD.1.bin
  5. Citrix License サービスを開始します。

以上でCitrixライセンスの強制解放/削除手順は完了です。

参考情報

Citrix ドキュメント

通常のライセンス開放コマンドである udadmin コマンドについては以下を参照してください。

関連書籍

Citrix関連の数少ない書籍です。Xenapp、XenDesktopの基本知識を身につけるのに最適です。

にほんブログ村 IT技術ブログへ
にほんブログ村

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

ばにゃ ばにゃ システムエンジニア

国内大手SIer勤務、SE15年以上やっています。これまでの経験を元にIT技術情報やIT資格試験、たまに投資/資産形成やSE界隈の話について記事にしていきます。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次