
こんにちは、システムエンジニア兼ファイナンシャルプランナー ばにゃです。
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今回は、かんぽ生命 新ながいきくん(おたのしみ型)の解約後に保険金を請求した話について記事にします。
虫垂炎(盲腸)での入院&手術に対する保険金請求を、2020年9月に実際に行った体験を元にまとめてみました。
- かんぽ生命の解約後に保険金を請求できるのか知りたい
- かんぽ生命の保険金請求方法について知りたい

あ~保険金の請求忘れてた!諦めるしかないか・・・
となる前に一度この記事の内容を読んで頂き、保険金の請求ができるかを確認してみてください。
かんぽ生命の解約については以下の記事にまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。


加入していた保険
新ながいきくん おたのしみ型
保険料:192,840円/年
満期:30年
かんぽ生命 新ながいきくん(おたのしみ型)という終身保険に加入していました。
60,65,70,75歳で、生存保険金が一定額戻ってくるというものです。ここに 医療特約 が付帯したものを契約していたため、この医療保障部分に対しての保険金請求を保険解約後に行ってみました。保険内容と金額は以下のようなものです。
項目 | 内容 |
---|---|
保険料 | 192,840円(年払い) |
死亡保険金額 | 5,000,000円 |
生存保険金額 | 1,000,000円 |
[特約 医療保障] 入院保険金 | 4,500円/日 |
[特約 医療保障] 通院保険金 | 0円 |
[特約 医療保障] 手術保険金 | 入院保険金×5 ×10 ×20 ※手術内容による |
満期 | 30年 |
公式サイトの説明を引用すると以下となります。
https://www.jp-life.japanpost.jp/products/guide/lineup/long-life/prd_lu_ssn_otanosimi.html
保険解約後に保険金請求ができるのか
保険金の請求は可能
(条件あり)
保険の解約後でも一定条件を満たしていれば保険金の請求は可能です。
かんぽコールセンター(0120-552-950)に確認してみたところ、以下の条件を満たせば保険解約後でも保険金の請求はできる ということがわかりました。
- 保険対象となる事象発生時期が、保険契約期間内であること
- 保険対象となる事象発生後、5年以内であること
例えば、以下のような場合は保険金の請求が可能です。
保険対象となる事象発生日から5年以内であるため保険金の請求が可能
以下のような場合は保険金の請求は不可能、ということですね。
保険対象となる事象発生日から5年以上経過しているため保険金の請求は不可能
保険対象となる事象発生が保険解約後であるため保険金の請求は不可能
保険金の請求方法
手続き方法
ネット or 郵便局
かんぽ生命の保険金請求は、インターネットでの手続き、郵便局での手続き、の2種類があります。
インターネットでの手続きには「ご契約者様専用マイページ」を使用する必要があるのですが、解約後ではマイページを使用することができなかったため、今回は「郵便局での手続き」を行いました。
日本郵政グループのサイトより郵便局を検索すると、保険を取り扱っているかどうかが確認できるため、事前に確認しておくのがよいかと思います。


必要書類の準備
印鑑、本人確認書類
入院・手術証明書
かんぽ生命のサイトを確認すると、以下5つの書類が必要との記載があります。
しかし実際に私が用意した書類は「印鑑」「被保険者さまの本人確認書類」「会社所定の入院・手術証明書」 の 3 つだけであり、これだけで問題なく保険金の請求ができました。
- 保険証券(保険証書)
- 印鑑
- 被保険者さまの本人確認書類
- 被保険者さま名義の預貯金通帳またはキャッシュカード
- 会社所定の入院・手術証明書
保険証券(保険証書)
保険証券(保険証書)は
必須ではない
保険解約後の保険金請求だったため、保険証券(保険証書)は持っておらず、さらに「保険証券記号番号」が何だったのかすら覚えていない状態でした。
しかし郵便局の窓口で「会社所定の入院・手術証明書」をもらう際にその旨を伝えたところ、窓口で契約情報を調べて頂くことができたので、問題ありませんでした。
ただ、この確認にそれなりに時間を取られてしまったので、「保険証券記号番号」くらいは覚えておいたほうがよいかもしれません。
印鑑
印鑑は必須
各提出書類に押印する必要があるため、印鑑は必要です。
被保険者さまの本人確認書類
被保険者さま本人確認書類は必須
必要な本人確認書類は以下のようなルールとなっているようです。「運転免許書」や「マイナンバーカード」があればそれ1つで問題ありません。
https://www.jp-life.japanpost.jp/customer/procedure/medical/index.html
被保険者さま名義の預貯金通帳またはキャッシュカード
通帳/キャッシュカードは
必須ではない
通帳もしくはキャッシュカードを持って行く必要があるのかと思いましたが、これは単純に保険金振込先の口座番号や名義がわかればいいというだけでした。そのためこれらの情報をわかっていれば、実物を持っていく必要はありません。
会社所定の入院・手術証明書
会社所定の入院・手術証明書は必須
「会社所定の」というのは「かんぽ生命所定の」という意味です。自分の働いている会社であったり病院から何らかの書類を貰ってくる必要はありません。かんぽ生命が用意した所定のフォーマットにそった入院・手術証明書が必要です。
この書類はかんぽ生命のWebサイト、もしくは郵便局の窓口、どちらでも入手可能です。
会社所定の入院・手術証明書(診断書)の準備
診断書 11,000円
郵便局で受け取った「会社所定の入院・手術証明書」いわゆる診断書と言われるものを、自分がかかった病院に持っていき必要事項を書いてもらいます。
病院により金額が異なりますが診断書をもらうには費用がかかり、私の場合はなんと11000円(税込み)もかかりました。また診断書をもらうまでに一般的には1~2週間程度かかることが多いようです。
必要書類の提出
郵便局の窓口へ提出
必要書類が準備できたら郵便局の窓口に行って書類を提出します。
この後、かんぽ生命の方で内容に不備不正がないかの審査があるため、即座に保険金はもらえるということはありません。かんぽ生命から振り込みのお知らせがあるまでしばらく待ちましょう。
保険金の受け取り
保険金 67,500円


通常は書類提出から1~2週間程度で保険金が入金されるようです。私の場合は約1週間後、指定口座に無事に保険金が入金されました。ちなみに我が家の契約内容で受け取った保険金は 67,500円 となりました。
支払対象保険金種類 | 保険金額 |
---|---|
入院保険金 | 22,500円 (4,500円 × 5日) |
手術保険金 | 45,000円 (4,500円 × 10) |
まとめ
かんぽ生命の保険金請求方法がわからない、保険解約後だけど請求しわすれていた保険金がある、といった人の参考になれば幸いです。
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